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最悪の目覚めから

ものすごい騒音で目が覚めた。

音楽と「キャアキャア」というはしゃいだ声。

これはいったい何?

音がするお隣さんのが見える窓からのぞいてみると、ミラーボールも回っていそうな勢いである。時間は、午前2時!

あのさあ、いくら国が違っても常識があるよね?

せめてそういうのは夜の12時までに終わらせるのが人間として当たり前なんじゃないかあ???

ものすごく腹が立ったので、奥様に借りたCDプレーヤーでこの間セールで買ったCDを大音量でかけようかと思ったが、クラシックだし。

イライラしながらも、対抗手段を思いつけず、i-podで好きな音楽を聴きながら寝ることにした。いやあ、民生は最高だね。「さすらい」「まんをじして」を聞いているうちに、いつの間にか寝ていたようだ。

しかし、起きたのは9時。先週は土日でも7時半には起きたのに。

昨日のは、私の夢だったのではないか?と自分を信じることが出来ず、隣をのぞくと昨日の夜も見た青いミラーボールみたいのが見えた。そして、静まりかえっている。

今こそ反撃のチャンス。練習中のへたくそな笛を窓を開けて思い切り吹いてやろうではないかとも思ったが、奥様に迷惑をかけるので諦め。

奥様は中二階で眠っているため、昨日の騒音は聞こえなかったとのこと。隣のイギリス人は常識がない奴らしく、たびたびらんちきパーティーを繰り返し、滞在者を不眠にさせているらしい。

今日はそんなこんなで、デボンポートに行こうと思っていたのが気分が乗らなくなってしまった。

ぼけーっと朝食を食べていると、奥様が、「今日は天気がいいし、海を見に行くと最高よ」とおっしゃられる。

重い腰をあげてみることとした。

奥様がフェリー乗り場まで送ってくれた。デボンポートまで往復10ドル。11時出発の船にのることができた。

二階席に座ると、スペイン語?っぽい団体さんが。

15分でデボンポートへ。

5年ぶりのデボンポートである。あのときは、ほぼ半日しかいられなかった。真冬だったので寒かったが、今日は快適である。

そして、丘を目指して歩いた。そこからのオークランド市内の風景が絶景であるとガイドブックにあったからだ。

久米宏がこの辺りに別荘を買ったらしい。どの家も立派である。久米宏がいないかと思いながら、山登り。

てっぺんまではすぐだった。

そこからは、オークランド市内の景色もデボンポートの町全体も見渡せる。

そこに、無数のキノコのオブジェを発見。

その白い水玉の部分に、黒いマジックで「いつまでも自然体の私でいられますように!○○」とお願いしている日本女を発見!

いや、そういうことは、自分の心の中だけにしまっておこうよ。せめて、日記に記すとかさあ。なぜあなたは公共のしかもこんなに美しい景色に自分の思いを油性マジックで残そうと思ったのですか?

そして、あなた、自然体でいられてますか!!!

軽い憤りを感じながら、絶景ポイントのベンチに座り、ぼーっとする。

青い海、青い空、木々の緑。完璧な景色。

しかし、ぼーっとするのにもすぐに飽きたので、降りることにした。

降りるのは楽ちんである。すると、海の上に白いヨットの帆が。無意識に「白いヨットの帆、波間をすべり、・・・えくぼの~秘密あげたーいーわー」と口ずさむ80年代アイドル全盛期に小学生時代をすごした私。

町につくと、カフェにおかしな団体を発見。

老人から、若者まで計5~6人。丸テーブルで談笑しながら昼食である。ここまではぜんぜんおかしくない。普通である。いい光景である。

何がおかしいかって、彼らの頭である。みんながみんなピエロがかぶるみたいな原色の帽子をかぶっているのである。赤とか紫とか黄色とか。そして、その先端が3つとかにわかれてて、さきっちょに鈴がついてたりするのである。

しかし、彼らはいたって大真面目な顔をして、話をしながら昼食をとっているのである。かなりじっくりと見たが、誰一人とも目もあわなかった。そのぐらいまじめに話をしてるのである。写真なんか撮ったらしかられそうなので、まぶたのレンズに焼き付けた。

それから、5年前もきたカフェが存在していたことにうれしくなり、そこで昼食をとることにした。サンドイッチにアップルマンゴジュース。リゾートっぽい取り合わせ。しかも美味。

その後、カフェの前にある雑貨屋がなかなかいいものをおいてあることを発見し、30分以上はそこにいた。そして、いろいろ買って、時計をみると2時前。確か15分に帰りのフェリーがあったので、それで帰ろうと海辺をぶらぶら。

気が早い家族連れは、勝手に海開きをし、海水浴していた。

そして、フェリー乗り場に戻ると、5分前。ちょうどいい。

と思いきや、とても惹かれるアンティークショップを見つけてしまった。

店の前をぶらぶらし、中をのぞくと、とっても惹かれる置物の人形と目が合ってしまった。結果、私はフェリーに乗れなかった。

今度は、その人形を買おうか買うまいかの決断である。

私より先に店にいた白人男性は、何かお買い求め中である。あと、亀のなんかを発見し、歓喜している。「僕は亀を集めているんだ」で、それもお買い求めている。

あの兄ちゃんなど、2種類も買ったじゃないか。ここは、アンティークショップ。あの人形とはもう二度と出会うことはないだろう。

心を決め、買うことに。しかし、どこの国のものかは知っておきたい。

店主のおっちゃんに、「これはどこのものか?」と聞くと、「これはニュージーランドのものでないことは確かだが、どこの国のものかはわからない」という大雑把な回答が。

しかし、次のフェリーの時間も迫っていたので買うことにした。

おっちゃんは、丁寧に包んでくれた。なんとなく、おっちゃんの写真を撮りたくなり、撮ってもいいかとたずねると、「光栄だ」とのこと。

おっちゃんの写真を撮り、帰りのフェリーに乗った。

バスにのり帰宅すると、奥様が羊や牛がいる公園に連れて行ってくれるという。

で、車で公園へ。

広大な土地を持っていた農園の主が、死後、土地をすべて市に寄付し、このコーンウォール公園ができたそうである。農園であったため、今も羊や牛がそのままいるそうだ。

公園は、別世界だった。とても市の中心にあるとは思えない。巨木がずらりと並び、緑の丘の上にはおもちゃみたいな羊が点々と並んでいる。

途中、マオリの結婚式の写真撮影に遭遇。

この景色にはピッタリである。

ひときわ大きい巨木を発見すると、「パワーのある木は他の木と比べてあったかい」と奥様が言うので触ってみた。ほんのりあったかい。ためしに他の木を触ると冷たい。

それから車で帰ることに。

この公園は絶景であるため、日本からよくCMの撮影隊が来ているとの事。

そしてこの美しく巨大な公園は無料なのである。

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コメント

早速、読ませていただきまして。夜中の騒音ははなはだ迷惑でしたね。
どこにでもいるもんですね、常識をわきまえない人。大騒ぎする人たちもそうですが、油性マジックで落書きする人もかなり、腹立たしいです。行動と描く内容が矛盾してます。

それにしてもデンポートというのは島なのですか?
とても興味津々。カフェでのんびりもいいし、ちょっとした雑貨屋さんを覗くのも本当にたのしそう!!久米さん、なかなかよいセンスですね。

それと、近くの大きな公園、いいですね。
うちの近くにもそんな場所がほしいです。
では、また楽しいお話、期待しています。

投稿: smile | 2007年11月17日 (土) 17時23分

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