必要なもの、それは英語力だった。
研修初日。
9時に研修先の人が車で迎えにきてくれるというと、
「あいにくの嵐なのでラッキーね」と奥様は言う。ポジティブ。
朝食の時、朝早い旦那さんはもう出勤しており、日本語で奥様と話す。
メンタルヘルスに興味があると言うと、「最近はN.Z.でも鬱病が多いのよ」とのこと。
驚きである。そんなことには全然無関係な暖かくて、優しい人々しか出会ったことがないからである。
奥様も元看護師であるためか、カウンセリングに興味があり、独学で勉強しているらしい。
9時のお迎えに備え、10分前に外に出ると、「キウイは時間にルーズだから、中で待ってたら?」と奥様は言うが、わざわざ迎えにきてくれるのにそれはあんまりだろうと、風雨のなか待っていると、9時ちょうどにタクシーが私の前に。
えっ?タクシーですか?
タクシーから、インターネットで見慣れた中国系の女の子が走ってきて挨拶をしてくれた。
私は、昨日バスでオフィスに行き場所が確認できたことを告げ、彼女に謝った。
すると、「ノープロブレム」と優しい笑顔が。
オフィスに着くと、彼女がタクシー料金を値切りだした。しかも、オフィスのタクシーチケットを使うというのに。しかし、バスドライバーのおじいは、一歩も譲らず、渋々チケットに料金を記入していた。
オフィスに着くと、彼女の上司の大柄ぽっちゃり系の女性が出迎えてくれた。
早速お土産を渡すと、ぽっちゃり上司は大喜び。youって単数形でも複数形でも使えて便利ですが、みんなにって言いたかったのに、その土産はぽっちゃりさんのものということに伝わったようだ。
しかし、あんなに喜んでいる人に「これはあんたのじゃないよ!」などとはいえない。
すると、さすがは管理職。
「みんなが見れるようにここに置くわ」と給湯室へ。しかも、「これはP(私)からのお土産です」というメモ付きで。
その後、ぽっちゃりさんに付き添われ、オフィス全員に挨拶を。クローバーと梅と富士山の名刺を作成していったが、老若男女、ピンクの梅が大人気であった。日本では、飲み屋の名刺だと不評だったのに。
会う人会う人笑顔で優しいので嬉しくなってしまった。
そして、ぽっちゃりさんは私の1ヶ月間の研修計画までたててくれていた。
これは大変、と私が作った質問事項を見せると、「この空欄のときにあなたの質問をしに行きなさい」とのこと。
その後、いただいた資料を読んだりしているうちにランチタイムに。
朝迎えにきてくれた中国系の女子と白人のお姉さまが2人一緒に食堂に行くことになった。
そこで発見。中国系女子の発音はとてもわかりやすいのである。そして、私のめちゃくちゃな英語を途中まで聞くと全部理解してくれるから、午前中は問題なしだった。
しかししかし、白人のお姉さま方の英語は早口で全然わからんのである。質問にもとんちんかんちんな答えをし、中国系女子に訳してもらいやっと回答するもその回答も間違いでまた中国系女子に訳してもらう。お互い英語しゃべってるのに通訳がいるとは。
二人とも私の相手に疲れたのか、「お先に」と食べ終わるとすぐに去っていった。
ひゅるるる。心に吹くすきま風。これが私の実力なのだから仕方ない。
それにしても、中国系女子のなんと優しいことか。バスチケットを買うのもつきあってくれた。
もう一人、同じ部屋に優しいおじいがいるのだが、私が昨日着いたと聞くと、「疲れているだろうから、2時に帰りなよ。乗せてかえってあげるよ」みたいなことを言ってくれ、ぽっちゃりさんも中国系女子も「それは良い考え」と同意してくれていた。
そして、そろそろ2時過ぎ。
おじいは、車の鍵を私に見せる。帰る時間ですね。
すると、中国系女子も一緒に帰ろうとしているではないか?
あれ?私の滞在先に送ってもらえるんだよね???
すると、どうやら私の滞在先の料金が高いから、職場の学生専用寮に移った方がいいよってタクシーの中で言ってくれたので、「考えてみる」と言ったことで、私を送るついでに寮を見ようよ!ってことになったらしい。
今、理解したよ。そのぐらいひどい英語力だよ。
寮は、いかにも学生寮だった。
寮長?のおじいも優しく、「ゆーあーなんばーわん」と言って空いている1号室を見せてくれた。うーん。学生の時ならいいかもね。
しかし、滞在先の南フランス風のこじゃれた部屋で過ごした私には独房にしか見えなかった。
朝食、夕食付きで25ドルだと。安っ。しかし、トイレとシャワーは共同で同級生がいるわけでもない若くもない私にはキツイ。
やっぱりキレイじゃないしねえ。
しかし、中国系女子もオフィスのおじいも力説する。「インターナショナルスチューデントのことを学ぶにはこんな最適な場所はないよ!」
そうかもしれんがねえ。
「決めるのはあなた次第よ」と中国系女子。
移るつもりはないんだねえ。キレイだし、快適だし、日本語話せるし。
まあ、1日ぐらいならいいかも。いい経験かも。それが許されるかは聞いてみないとわからんが。
そして、滞在先に無事送り届けてもらい、明日またね!と手を振った。
「簡単な日常会話ならできます!」と豪語してやってきた私に、必要なものは簡単な日常会話程度の英語力だったと誰が思うでしょうか???
現地人同士の会話などほんとに全く理解できんからね。もう単語すら聞き取れないからね。
でも、ワタシは最高にツイテいる!から、大丈夫である。
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コメント
こうゆうのにコメントするのって初めてで、ちゃんと入るのかも不安だよ。なぜか6日→5日と逆読みしちゃったけど、勝手の分からない所で日々初めての連続に不安を抱きながらも、一つ一つ解読しながら頑張ってんにゃねとビデオを見たように感じたよ。私は10年前から「時」が止まった生活をしてるけど、やっぱり動いて飛び込まな、前には行けへんなー。なんて、客観的ではあるけど思ったね。他力本願は基本キライなんやけど、ポジティブでアクティブな感覚を取り戻すきっかけになる様、期待しながら続きを待ってます。遠い所から無事を祈りつつ。…フンバレ!
投稿: 京子ちゃんやで | 2007年11月 6日 (火) 20時52分
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投稿: み ん な の プ ロ フ ィ ー ル | 2007年11月 6日 (火) 21時45分