お茶の味
今日も快晴。
いつもより格別荷物が多いのは、抹茶をたてるための道具を持っていっているため。
早速、ぽっちゃりさんと中国系女子に「抹茶飲まないか?」と聞いてみた。
ぽっちゃりさんは、顔をしかめ、「今はいらない」と。
中国系女子にたててあげると、本気でおいしいと言っていた。
昨夜、滞在先のご夫婦にたててみると、旦那さんは「これは薬か?」と言って残したから、これを持ってきたのは失敗だったかもと思ったが、荷物を減らしたいので持ってきてみたのだ。
「私はケーキとかアイスにかかっている抹茶が好きよ。飲んだのは初めてだけど、おいしい。これはきっと怪しいガイドも好きだと思うわ」
と言っていたところへやってきたので、飲ませたら、おいしいとのこと。
次にロングヘアーのリーダーがやってきて飲みたいとのこと。たてたところにバブル期の温子登場。リーダーの茶を「飲みたいわ!」と言って飲んでしまった。
いちいちお茶がいるか聞くのは面倒なので、「お茶が欲しい人は呼んでください」と張り紙をした。それを見た、中国系女子はオフィスのスタッフ全員にメールを送ってくれた。
なんて気が利く素敵女子なんだろう。
メールを見たスタッフが続々とやってきた。
アジア系には人気であった。
いつもは滅多に接点のない偉い人(中国系)も、「おいしいから日本食のスーパーで買ってみるから、なんといって買えばいいか教えて欲しい」と言ったので、メモしてあげた。
10人以上にはお茶を点てた気がする。
お茶碗は重いから、使い捨てのプラスチック容器で。
「こんなでかい容器で飲むのか?」(インド系女性と中国系の偉い人)とか「海草のにおいがするが、海草か?」(中国系男子とぽっちゃりさん)とか「砂糖を入れた方がおいしくなる」(メキシカン女性)とかいろんな反応があっておもしろかった。
ぽっちゃりさんは、顔をしかめながら飲み干した。
ランチにコーラを飲むぽっちゃりさんには、まずかろうと思っていたので、ムリしたなあと思っていたら、
「これは、最初はおいしくないと思ったけど、飲んだ後にすっきりするわ。頭が冴えてきたわ!」とリーダーと同じことを言っていた。
手作りケーキおばあは、「おかしな味がする」と言ってリタイア。
インド系女性も、「向こうで飲むわ」と持っていったが飲み干したかどうかは謎。
中国系男子は、「インタレスティング」という言葉で逃げたが顔がもう二度とごめんと語っていた。
英国小顔美人は、いつも控えめに挨拶してくれるだけだが、「お茶を点ててくれる?」とわざわざ来てくれた。
1年間東京で、もう1年は京都で働いたことがあり、抹茶が好きなのだそうだ。
いつもあまり話す機会がない人とも、お茶をとおして話をすることができた。
お茶を習っていて良かったと初めて思った一日だった。
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